災害時に停電でもつながる 公衆電話 の 存在価値 が話題になっています。
携帯電話が普及している現在であっても災害時を含む通信手段の確保として、 約500m~1km四方に1台設置されているのです。
固定電話が設置されている家庭も減り、携帯電話しか利用しないという人も増えています。
そして小学生など子供の中には “公衆電話を見たことない” “かけ方を知らない” という驚きの事実も判明しています。
そこで、大人であれば知っている公衆電話のかけ方と注意点について簡単に説明してみました。
最近は公衆電話をかける機会も少ないとおもいますので改めて見直してはいかがでしょうか。
Contents
公衆電話が災害時でも使える理由
災害時には警察や消防などの重要な通信を守るために通信制限がかかることがあります。
しかしながら、公衆電話は災害時優先電話 となり通信制限の影響を受けないことと、電話回線から電力が供給されるため 停電時も利用することができる のです。
公衆電話をかける前の注意点
- 停電時はテレフォンカードは使えません
- 使える硬貨は 10円玉 と100円玉 だけです
- 一度に入れられる硬貨の枚数は「10円玉5枚」「100円玉4枚」です
- 100円玉を入れて短い時間で電話を切ってもおつりは出ませんので短い電話は10円玉を使いましょう
- 110番(警察)と119番(消防)は無料でかけることができます
- 公衆電話からかけると “公衆電話” もしくは “非通知” と表示されるため、携帯電話で非通知を拒否設定をしていると公衆電話からかからない場合があります
公衆電話の使い方
公衆電話の種類は沢山ありますが、現在 目にすることが多いのは 緑色 や グレー色 のものです。
また、赤い 緊急通報ボタン のついている機種とついていない機種があるのです。
公衆電話の種類によって少し違いがありますので具体的な手順について確認しておきましょう。
緊急通報ボタンがない公衆電話の使い方(赤いボタンなし)
出典:https://www.ntt-east.co.jp/ptd/contents/mag_public_kind.html
1. 受話器を上げて発信音(ツー)が聞こえることを確認します
2. 硬貨かテレフォンカードを入れます
※停電時は硬貨のみ使用可能
3. ダイヤルします
硬貨やカードは不要です。
1.受話器を上げます
2.受話口から発信音(ツー)が聞こえるのを確認します
3.110、119等をダイヤルします
1.受話器を上げて発信音(ツー)が聞こえることを確認します
2.そのままダイヤルします
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緊急通報ボタンがある公衆電話の使い方(赤いボタンあり)
出典:https://www.ntt-east.co.jp/ptd/contents/mag_public_kind.html
1. 受話器を上げます
2. 硬貨かテレフォンカードを入れます
※停電時は硬貨のみ使用可能
3. 受話口から発信音(ツー)が聞こえることを確認します
4. ダイヤルします
硬貨やカードは不要です。
1.受話器を上げて「緊急通報ボタン(赤いボタン)」を押します
2.受話口から 発信音(ツー)が聞こえるのを確認します
3.110、119等をダイヤルします
1.受話器を上げます
2.硬貨かカードを入れて受話口から発信音(ツー)が聞こえることを確認します
3.ダイヤルします
4.通話終了後に硬貨またはカードはそのまま戻ります
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まとめ
日本は地震や台風の被害を受けることが多い国です。
当たり前に使えている電話が使えなくなったときの一つの方法として、公衆電話の存在と基本的な使用方法についてご説明しました。
些細なことですが、私自身も忘れていたことを思い出すいい機会になりました。
小さいなお子様がいる家庭であれば、一人の時でも公衆電話が使えるよう練習しておくと良いかもしれませんね。