2022年9月2日の東京新聞の記事によると、安倍元首相の国葬を行う企画・演出の業務を「ムラヤマ」が落札しました。
一般競争入札と言っても、実際はムラヤマ「1社」からの入札で落札が決定。
しかし、
・落札は適正だったのか?
・何故ムラヤマだったのか?
など、疑問の声も上がっています。
そこで今回は、国葬を落札した「株式会社ムラヤマ」の情報をまとめてみました。
国葬を落札したムラヤマとは?
引用:https://www.murayama.co.jp/information/20220805.html
ムラヤマは、装飾業からディスプレイ業へ事業を変化させ、今年8月に創業120周年を迎えた老舗のイベント会社。
株式会社ムラヤマ の代表取締役社長は、矢倉 俊彦 さん。
出典:https://www.murayama.co.jp/
ホームページによると、「年次有給休暇の時間単位での取得の導入」などに取り組んでいらっしゃる方です。
そして、日テレホールディングスのグループ会社一覧に記載されている、日テレの子会社でもあります。
ムラヤマのホームページを確認してみたところ、様々なイベントを手掛けているようです。
展示会、企業プロモーション、販促イベント、商業・アミューズメント施設、国家的式典、国際スポーツイベント、テーマパーク、MICE関連事業と弊社が手掛ける領域は多岐に亘っています。
引用:https://www.murayama.co.jp/service/
株式会社ムラヤマの実績
ムラヤマが具体的に担当したイベントをみてみましょう。
国⽴劇場で開催された「東日本大震災六周年追悼式」
出典:https://www.murayama.co.jp/
ホームページによると、ムラヤマが担当したのは「演出進⾏・会場施⼯をプロデュース」となっていました。
- 中曽根康弘元首相の内閣
- 自民党合同葬
- 東日本大震災10年の追悼式などの会場設営や運営業務
その他にも、洞爺湖サミットや世界フィギュアスケート選手権大会
などスポーツ関連のイベント、東京スカイツリーのイルミネーションなどなど、多岐にわたるイベントを担当されています。
ムラヤマが国葬を落札した金額はいくら?
ムラヤマが国葬を落札した価格は、1億7600万円。
2020年中曽根元総理大臣の内閣・自民党合同葬も、ムラヤマが4790万円で落札しています。
4790万円と比べるとるので、1億7600万円はかなり高額になりますね。
ムラヤマは江東区にある会社
株式会社ムラヤマ
住所:〒135-0061東京都江東区豊洲 3-2-24 豊洲フォレシア
ムラヤマの本社は、東京都江東区。
その他には、関西支社、名古屋支社、横浜支社があるようです。
国葬を受注するのは何故ムラヤマだったのか
今回は皇室の方や国内外の要人が数多く参列する国葬のため、規模が大きく、ミスはさけたいところです。
企画や演出、会場設営から装飾、会場内の警備等を発注しているので、創業から120周年を迎えた老舗のムラヤマに白羽の矢があたるのはわかります。
ただ、2022年9月2日の東京新聞の報道によると、国の入札情報から「ムラヤマ」は5回にわたり「桜を見る会」の会場設営業務を落札していたことがわかりました。
ムラヤマは2015年3月以降、5年連続で、安倍元首相が在任中に主催した「桜を見る会」の会場設営業務を一般競争で落札している。17~19年の会では、いずれも入札前に、ムラヤマと内閣府が打ち合わせしていたことが発覚し、野党から批判された
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/199673
安倍一族とそのお友だちたちでズブズブ私腹肥やしの図式。次々明るみに出てくるねー
国葬演出の会社「桜を見る会」設営5度落札 | 共同通信 https://t.co/TVEHCsIT0z
— たかしゃや 脱原発に一票 (@takashaya) September 3, 2022
株式会社ムラヤマと安倍晋三元首相が関係あるとなると、今回の国葬を落札する際も何か便宜を図ったのではないか、と思う方はいるようです。